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食物研究家、石野正聰の「からだにやさしい生活」第5回 「細胞の栄養」食物研究家、石野正聰の「からだにやさしい生活」![]() 第5回 「細胞の栄養」「この頃なんとなく元気がでないんだよなー」。そんな時には、「焼肉でも食べて元気をつけようか」「牛乳を飲んでカルシュームをたっぷり取らなきゃ」といったところが、私達の健康常識のレベルではないでしょうか。 しかしながら、私達が元気が出ないと思うときは、実は私達の身体を創っている60兆個の細胞が、生きるために必要な栄養素が届いていないというサインを送っているのです。 この世の中の生物はすべて細胞という生命体から出来上がっています。細胞はこの宇宙に存在する90以上の元素の中から、かなりの元素を使って、生命を維持しているのです。 したがって、私達は空気や水と植物が作ったデンプンを食物として口に入れることによって、細胞の元気の元となる元素(ミネラル)を、送り届けてやる必要があるのです。 ところで、象さんやキリンさんの大きな身体は、肉を食べた牛乳を飲んだりして作られたものでしょうか。牛や馬は何を食べているのでしょうか。パンダやコアラはどうでしょうか。 この地球上で、がんや糖尿病で苦しんでいるのは、人間と人間が飼っているペットだけだといわれています。他の野生の動物は、お医者さん居ないのに、元気で野山を駆け巡っています。 人間も自然の恵みに頼って生きていた時代には、当然生活習慣病に悩まされることなどありませんでした。むしろそのころの細胞は、野生動物と同じで、常に飢えに苦しんでいたことが想像されます。 従って細胞の設計は、飢えには強いが贅沢には弱い構造になっているのです。 或る時、人間が環境の変化によって二足歩行をはじめたことで、脳が急速に発達したと言われています。 現在も細胞の構造と栄養は神様がおつくりになったまままのに、私たちはその脳によって、人間の身体はほかの動物とは違うという錯覚を起こしてしまいました。 従って、飽食や加工食品が氾濫する時代を迎え、私達の細胞は、ドブ川に頭を突っ込んだような状態で、泣きながら有りもしない栄養素を探すという悲惨な状況に陥っていると言っても過言ではないでしょう。 その結果がありとあらゆる生活習慣病として、表に姿を現すのです。次回は野生の動物に学び、ドブ川の掃除をしましょう。
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